ＩＰアドレスからどれだけ個人情報が漏れるのか。今は昔。「赤五筒事件」

インターネット黎明期の事件の話。
今のＩＰアドレスはプロバイダ情報がわかるだけ、
そしてプロバイダーもセキュリティが向上し突破するのは困難な時代です。
そして、昔の話、不正アクセス規制法が出来る前のお話。
その当時、アングラサイト「UG TOP」が下火となり、
活動する人はinfo@YFTと言うサイトの掲示板に集まっていました。
ＵＧＴＯＰから現役続行のＲＺ氏、unyun氏、bisque氏あたりで、
ポートスキャンからサーバータイプ調べて侵入などやってました。
一度なんか宇宙科学事業団などにも侵入しましたが、
これは数年後、企業のスパイが捕まってたりしますｗ
そんな感じでゆるく？遊んでいたのですが、
たまり場であるINFO@YFTの掲示板に荒らしが来ました。
当初、掲示板でやめろなどと言っていたのですが、
収まる気配無く、私はＩＣＱでbisque氏と連絡とりながら、
ＩＰアドレスから本人特定を目指すことになりました。
当時のリアルタイム連絡手段はＩＣＱ
運よく、プロバイダーの狙ったパスワードで侵入できbisque氏と連絡を取って
特定を急ぎました。
パスワードファイルを解析して・・などとやっているうちに、
unyun氏からＩＣＱ。
当時は電話回線でインターネット接続していたので、
unyun氏はパスワード、ＩＤを調べるまでもなく
接続記録から接続ログの発信元電話番号を発見！
そのまま電話して文句言ったそうですｗ
こちらは住所などを発見し控えました。
unyun氏の電話の後、荒らしは無くなりました。
そりゃ、掲示板に書いたことで電話着たら怖いよね。
後々、このメンバーに新参を増員して「ハッカージャパン」創刊に至ったようですが、
法規制を境に足を洗った人が多かったです。
今ならどうなるんだろうね？
古き良き時代であった